最近、読んでいる「触れることの科学」という本に書かれていたのですが、「ゆっくり撫でられたときにだけ働くセンサー」というのが、人間の皮膚に組み込まれているという内容でした。
そのセンサーの名称は、C触覚繊維というようで、毎秒3~10センチのスピードで皮膚を撫でられたときにだけ働くセンサーのようです。
いわゆる愛撫センサーですね笑。
因みに、花びらが落ちるスピードは秒速5cmだそうで、どこかの映画でそんなことを言っていましたが。
さらに思い出したのが、アダム徳永氏が行っているアダムタッチがあるのですが、それに書かれていたのが、秒速5cmのスピードでタッチすること、と彼の本に書かれていました。
おそらく、アダム徳永氏は、皮膚にC触覚繊維があることを知っていたというよりは、自身の体験から、そのスピードがいちばん人間の感じるものと導き出したものかとも思います。
僕も、女性向け性感マッサージを始めたころから、アダムタッチというか、さわさわと触るフェザータッチを行っていたのですが、なぜその手法が女性を感じさせるのかが、よく分からなかったのですが、
ゆっくりと撫でられたときに働くセンサーがあるということが科学的に証明されていることを知り、何か腑に落ちた気がしました。
しかしながら、さわさわとフェザータッチで肌に触れていくと、おそらく女性の4割くらいの方が、こそばいと感じてしまいます。
こそばいと感じられると、中々、性的に感じさせることは難しくなってきます。
そこでフェザータッチの前に、マッサージやオイルマッサージをすることにより、フェザータッチをしても、こそばくなくなる女性がいました。
これは僕の仮設ですが、マッサージをすることにより、血流やリンパの流れが良くなり、それで、こそばさがマシになるのかなって考えています。
脇とかは多くの人が、こそばいと感じるのは、その個所がリンパの流れが悪いからですね。まあ僕も脇などは、こそばいですが笑。
因みに、1割くらいの方は、こそばすぎて、フェザータッチがまったくできない場合もありますが、そのときはその女性にあった施術を行っています。
あと、個人的に思うのが、男性よりも女性の方が、敏感に皮膚が感じるということですね。
もちろん、最初から感じている方は少ないのですが、繰り返しゆっくりと肌に触れマッサージをしていくことのより、ある時を境に感じ始めていきます。
水が沸点を超えると沸騰するように、女性も身体の感じるセンサーの沸点を超えると、豹変したかのように感じ始めます。
僕は、そのことを性感のスイッチが入ったと考えていますが。
まあ女性の肌の体質もあるので、全ての女性に対して、満足をいくような施術ができていないという現実はありますが、
すごいテクニックで女性をいかせるというよりは、ゆっくりと優しくマッサージを繰り返すことのより(愛撫センサーが働き)、より感じさせていく手技を行っている次第です。