例えばですが、イケなくて悩んでいる方を施術しているときに、
どんな触り方をしても、どんなに攻めたとしても、
「どうせ、わたしは感じない」「どうせ、わたしはイケない」
と無意識なのかもしれませんが、そういう態度や言葉を繰り返す方が、ときおりいらっしゃいます。
もちろん、僕の施術が至らない場合も多々あろうかと思いますが、
ただ、自己暗示というものが強力に作用して、その通りの結果になってしまうことが多いのかとも思います。
まあ、「努力逆転の法則」みたいなのがあって、
「頑張ろうとすればするほど結果がうまくいかない」
というのは、よくあることではないでしょうか。
例えば、人前でのスピーチみたいなものがあって、そういうときに、「緊張してはいけない」と思えば思うほどに、しどろもどろになってしまうじゃないですか。
その他にも、「眠ろう、眠ろう」と考えれば考えるほど眠れないことがあって、まあ、僕もどちらかといえば、寝つきはそれほど良くなくて、眠るまでに時間がかかる場合があります。
なんか焦ってしまって、「眠らなきゃ、眠らなきゃ」と考えると、より眠れなくなりますね。
「眠れない」そういう場合には、ユーチューブ動画か何かで「眠れる曲」なんてものを検索して、だいたい１時間くらいの曲を探して、それを聴きながら眠ろうとすると、すっと眠れることがあります。
おそらくは、その曲を聴くことによって、「眠らなきゃ」という不必要な考えや焦りが消え、それゆえにすっと眠れるのだろうかなっと思っています。
性感に関しても、「イケなかったらどうしよう」と考えるよりは、「自分の体のどこが気持ちいいんだろう」と、そう考えることによって、すっとイケる場合もありますね。
深くイケたり中イキできる方というのは、どん欲なまでに、自分の快楽に正直だったりします。
これまで性的な気持ち良さを感じたことのない方にとっても、まずは自分の体のどこが気持ちいいのかを、ちょっとでもいいから感じることから始めたらとは思います。
というのも「体が気持ちいい」と感じる延長線上にしか、深い快楽というのがないのだろうと思っています。
