マッサージをするときに、意識しているのが、時間をかけて身体全体に触れていく、ということです。
イメージとしては、頭から足の指先まで触れていく感じですね。
基本的に、人はどこでもいいから、優しく触れられると気持ちいいです。
赤ちゃんは、誰かに皮膚を触れられないと生きることすらできません。まあ、赤ちゃんは、可愛いので言われなくても触れたくなりますけれども。
大人になると、さすがに触れられなくても死ぬことはないですが、それでも1か月以上誰にも触れられないでいると、ちょっとばかり心の寂しさを感じてくるのではないでしょうか。
どんなにAIが発達しようとも、ぶっちゃけ肌の触れあいなしに、人は生きていくことができないと思います。
僕は、30代の後半で整体の仕事を始めてから、何となくですが、今までよりも心が安定してきているのは、常に人肌に触れているからなのかなって思っています。
10代や20代のころには、あまり人と触れ合うことがなかったので、そのこともあって、心が常に不安だったのかなって思うことがあります。
まあ、どうしようもなく心が不安になったときに、風俗に行くと、心が落ち着いたという経験がありますね。
そういえば、20代のときに行っていた風俗では、15分コースというのもありました笑。まあそれは、ち〇ちんだけ触られて、抜いて終わり、みたいな。確かに、気持ちいいけれども、なんだか人として扱われていないような気がして、ちょっとばかし寂しかったようにも思い返したりします。
だから、僕は性感のコースは、最低でも90分というのを考えていました。
あまりにも短いと、あそこを触って終わり、という風にもなりかねないのかなって思いました。
それとカウンセリングというのも、わりと重要なんだろうなと感じますね。
深刻な悩み相談というのも、時にはありますけれども、たいていは単なる世間話し、というのが多いです。
どうでもいいような会話を重ねた方が、なんとなく施術が、よりうまくいくといった経験がありますね。
今の世の中は、ずいぶんと効率よく機械的になってきたと思うんですね。
レジにしてもセルフになったり、そもそも通販だとネットで注文するだけで荷物が届いたりと。さらにはスマホがあれば映画を見たり音楽を聞いたりできる。
機械的な便利になった世界と逆行するような感じで、僕のこの10年間は、整体と性感の仕事を、ひたすら続けてきました。
性感マッサージで特に意識をしているのが、身体全体に触れ、焦らしていく、という、いかにも原始的な方法です。もしかしたら2000年前のカップルも、していたかもしれないという方法です。
まあ触れられるだけでも、オキシトシンなどの幸せホルモンなどが分泌されていきますね。
身体全体をマッサージやオイルマッサージを行って、そうして最後に焦らしてクリや乳首などの性感帯に触れていく。
そこで、さらに重要な要素となるのが時間なんですね。
施術をする上で大事なのは、時間を効率化に使うというよりは、いかに無駄に使うかのように思います。
先ほども書きましたが、ちん〇んだけ触れて15分だけで抜く、というのは、確かに無駄なく効率的です。でも、やっぱり非効率に身体に触れてほしいと思いますし、その方が人間的のような気がします。
まあ、恐れずにいえば、女性が深く中イキするってことは、進化するというよりは、むしろ、より原始的になっていく行為に過ぎないとも思うわけです。