香川県高松市で女性専用の性感マッサージ

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どうでもいいような昔のはなし その①

18歳で大阪にある大学へ入学をしたとき、今から29年くらい前(おっさんだということがバレますね笑)環境が大きく変わる中で、これまでにやったことのない何か新しいことを行うようにと考えていました。

 

今までのダメな人生を変えていくのには、これまでの経験のない新しいことをしなければ、と。

 

その一つの候補として、吹奏楽団に入部してトランペットを吹くことでした。

 

3流大学だったので、どうせ勉強を頑張ったとしても、たかがしれていることなど分かっている。そこで4年間の、その期間に何か一つでもいいから新しいことができるようになりたいと、そんな風に考えていました。

 

新入生の部活紹介の日、ちょっと緊張しながら、トランペットを吹いている先輩に、

「初心者なのですが、トランペットを吹きたいと思っていまして。」

そう恐る恐る声をかけると、そこで言われたのが、ぶっきらぼうな態度で、

「初心者お断り」

でした。

 

そうして、「吹奏楽団 初心者大歓迎」の看板を横目に帰ろうとしたとき、

 

「君、ちょっと待って!」

 

と、わりとプロゴルファー猿に似た小柄なクラリネット吹きの先輩(以降、お猿先輩)に声をかけられ、

 

「君、クラリネットに向いていない?」

 

「え、僕、クラリネットに向いていますかね?」

 

お猿先輩は、僕の、いったいどこの何を見てクラリネットに向いていると言ったのかなど、さっぱりわかりませんでしたが、これも、ひとつの出逢いだと信じて、その日に吹奏楽団への入団を決めて、その楽器を吹くことにしました。

 

このとき、なぜかクラリネットに大学生活のすべてをかけていました。

大学の授業にはほとんど出ず、クラブの練習になる時間に学校に通うようにと、いつの間にか、そうなっていました。

 

音楽学科でもない精密工学科。吹奏楽が強豪でもなくむしろ弱小。そんな中でも、なぜかこのとき、楽器ができるようになれれば、僕の人生は切り開いていくとすら考えていました。

 

そうして、お金も大して持っていない中で、初心者でありながらも約25万円の、ヤマハクラリネットを購入しました。お猿先輩にその楽器を選んでもらったのですが、「これは、ええ楽器や」と太鼓判をいただきました。

 

ところがです。

 

いくら練習をしても、まったく上達しないという現実がそこにはありました。

 

ほんと、びっくりするくらいクラリネットが下手でした。

 

同期に初心者で入団したKくんがいたのですが、1年後くらいには、ふつうに吹けるようになっていました。

 

「おまえ、ちゃんと吹けえや」

 

と、お猿先輩がときおり怒鳴ってきます。

 

(ちゃんと吹けと言われて吹けるくらいなら最初からちゃんと吹いているわい)

 

そう心のなかでは、つぶやいていました。

 

翌年に、クラリネット初心者の後輩が3名入部してきましたが、あっさりと僕よりも上手くなっていました。

 

そんな中で、お猿先輩から、

 

「おまえ、後輩に抜かれて悔しくないんかい」

「練習をせんからや!」

 

そんなことを簡単に言われますけど悔しいに決まっている。でも、少なくともKくんやその後輩たちよりも、ずっと熱心に練習をしてきたことには間違いなかったです。

 

さらには、

 

「おまえ、ほんと、ダメやなあ」と。

ダメなことくらい言われなくても分かっている。でも、

 

(お猿、あんたがクラリネットに向いていると言って誘ったんやないかい!)

 

と、お猿さんに何か言われるたびに、心の中で、そうつぶやいていました。

 

そうして、まったく吹けないことで、いろいろな悔しいことや恥ずかしい想いを抱えながら、4年生の最後の定期演奏会が年末に行われました。

 

自分なりに、情熱を込めて4年間クラリネットの練習を行いましたが、その集大成ともいえる定期演奏会においても、結局、1曲もまともに吹けることはありませんでした。きっと新入生のほうがまともに吹けていたと思います。

 

頑張ったけれども、何も報われない。

 

おそらくその時の僕のクラリネットのレベルは、中学1年生が、嫌々でクラリネットを初めて、てきとうに練習をした3ヶ月くらいのレベルでした。おそらくセンスがいい姓とでしたら1ヶ月くらい練習したくらいのレベルだったのかもしれません。

 

でも、こういった悔しさというのは、たいていの方は味わっているようにも思います。

 

例えばですが、

 

とある会社に入社して4年間、ずっとある上司に憧れていた。彼に好かれようと気を引こうとしたり、時には色目と使ったりとずっと努力をしてきた。でも、いっこうに彼は振り向いてくれない。そんなある日、新入社員の女性Aさんが入社してきた。なんとなく彼があの子に興味があることは悔しいけど分かった。そんな中で、入社して1ヶ月のAさんが、「彼から告白されたけど、そんなに興味がないかな」と。

 

そんなことを告げられた悔しさがある意味、僕の悔しさに近いかもしれません。

 

 

なんにも得られなかった大学の4年間でしたが、今思えば、それは、それなりに良かったですね。

夏には合宿があったり定期演奏会前には夜中までみんなと企画を考えたりと。

 

そうして、ほとんど学校に行かずに吹奏楽の部室に通い続けた4年間が終わり、数日で作り上げた卒業研究が何とか認められて、かろうじて卒業することができました。

 

ちなみに、そのときの4年生は、10人ほどいたのですが、半分の5人が留年するくらいみんな学校に通わずに吹奏楽の部室に通っていました。

 

そうして、大学を卒業して入社した会社というのは、ややブラックでした。主に、大型のクレーンを動かすような仕事で、たしか5トンクレーン運転士の資格を取得しました。もちろん、今ではまったく運転できませんが。

 

仕事中にクレーンを壊しかけたこともあり、さすがに続けられないとその会社を1年で辞めて、今度は、ソフトやプログラム開発の職場に就職をしました。

 

そんな中で、ふと、また吹奏楽をやろうと。

なぜかクラリネット以外の楽器ならできるような気がしたんですね。

 

それで、大阪にありました小さな吹奏楽団に入団しました。今度こそはトランペットをやろうと思ったのですが、人数が多いようで、

 

そこで、サックスという楽器を担当することになってしまったのです。

 

 

その②につづく(たぶん)

 

 

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PS.意気揚々にブログを書いていたのですが、途中でエッチな記事ではないことに気づきました。次回は、ちゃんと真面目にエロ記事を書きたいと思います。